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1980年の月刊プロレス
1980年に発行された月刊『プロレス』のバックナンバー、追加配信中!
◆猪木vs“熊殺し”ウィリー◆山本小鉄引退
◆鶴田がカーニバル初優勝◆ホーガン初来日
◆モスクワ五輪不参加…谷津が新日本入団
プロ野球では巨人の王貞治が現役生活にピリオド。芸能界では松田聖子や田原俊彦、近藤真彦らがレコードデビューし、山口百恵が引退。映画ドラえもんシリーズ第1作『のび太の恐竜』が公開され、ジョン・レノン銃殺や1億円拾得事件が波紋を呼んだ1980年。プロレス界ではアントニオ猪木が“熊殺し”ウィリー・ウイリアムスとの死闘で異種格闘技路線にいったん終止符。ジャンボ鶴田はチャンピオン・カーニバルを初制覇し、初来日のハルク・ホーガンも台頭。モスクワ五輪不参加を受けての谷津嘉章のプロレス入りも話題となった。
〔1980年の主な出来事〕
2月1日 新日本・札幌で藤波辰巳がスチーブ・カーンを破りNWAインターナショナル・ジュニア王座を奪取。WWFジュニアとの2冠王に。
⇒1980年3月号
2月8日 新日本・東京体育館でアントニオ猪木がスタン・ハンセンにリングアウト負け。4年8カ月守ったNWFヘビー級王座から転落。防衛記録は27でストップ。
⇒1980年4月号(P82「猪木&藤波のリターンマッチ危うし?!」に記載)
2月18日 国際プロレスが大木金太郎の入団を発表。
⇒1980年4月号
2月23日 全日本・鹿児島でジャンボ鶴田がディック・マードックに敗れUNヘビー級王座から陥落。マードックは来日13年目で日本のメジャータイトル初戴冠。
⇒1980年4月号
2月27日 新日本・蔵前でアントニオ猪木が極真空手の“熊殺し”ウィリー・ウイリアムスと格闘技世界一決定戦。両者ドクターストップで引き分け。
⇒1980年3月増刊号
3月5日 全日本・黒磯でジャンボ鶴田がディック・マードックからUNヘビー級を奪還。
⇒1980年4月号
3月31日 国際プロレス・後楽園で特別興行「4大タイトルマッチ」を開催。IWA世界タッグ戦でマイティ井上&アニマル浜口は新日本の木村健吾&永源遙と対戦。浜口が木村のプランチャを受け場外で失神。続行を求めてレフェリーに暴行を加えた新日本組が反則負けに。
⇒1980年5月号
4月3日 新日本・蔵前でアントニオ猪木がスタン・ハンセンからNWFヘビー級を奪還。
⇒1980年5月号
4月4日 新日本・川崎で山本小鉄が引退試合。星野勘太郎と組み国際プロレスの鶴見五郎&大位山勝三を破る。以降、審判部長&テレビ解説で活躍。
4月6日 所沢の西武球場で新日本と全日本がソフトボール大会で激突。ジャイアント馬場とアントニオ猪木も参加。
⇒1980年5月号
4月13日 メキシコでアントニオ猪木がタイガー・ジェット・シンの持つUWA世界ヘビー級に挑戦。1対1から反則勝ちで王座奪取。
⇒1980年6月号
5月1日 全日本・福岡でジャンボ鶴田がディック・スレーターを破り「第8回チャンピオン・カーニバル」優勝。鶴田は7度目の出場で初優勝。
⇒1980年6月号
5月2日 全日本・後楽園のザ・シーク対アブドーラ・ザ・ブッチャーで、放送席の倉持隆夫アナウンサーがシークに頭部を切られ、10針縫う裂傷を負い救急車で搬送される。
⇒1980年6月号
5月13日 新日本・宇部にハルク・ホーガンが初来日。永源遙に2分7秒、ベアハッグでギブアップ勝ち。
5月15日 国際プロレス・大宮で大木金太郎がジョー・ルダックを下しインターナショナル・ヘビー級王座を防衛。日本での同王座の防衛戦は日本プロレスが崩壊した73年4月以来、7年ぶり。
7月23日 新日本・北九州で藤波辰巳が返上したNWAインター・ジュニア王座争奪戦がおこなわれ、木村健吾がブレット・ハートを破り初タイトル。
⇒1980年9月号
7月26日 埼玉県大宮市の国際プロレス道場・合宿所にタクシーが突っ込み火災となり、道場が全焼。選手は当日、北海道で試合があり不在だった。
9月4日 全日本・佐賀でジャイアント馬場がハーリー・レイスを破りNWA世界ヘビー級3度目の戴冠。
⇒1980年10月号
10月13日 全日本・名古屋でジャンボ鶴田がアブドーラ・ザ・ブッチャーのバックフリップでフォール負けを喫し、UNヘビー級王座から陥落。
10月21日 テリー・ファンクが記者会見で「39歳の誕生日である3年後の6月30日に引退する」と発表。ヒザの負傷回復が思わしくないことが理由。
⇒1980年12月号(独占手記掲載)
10月23日 新日本がアマレス重量級王者・谷津嘉章の入団を発表。谷津はこの年のモスクワ・オリンピックの日本代表に決定していたが日本政府が不参加を決めたためプロ転向を決意。一般紙も大きく報道した。
⇒1980年12月号
10月24日 新日本・奥武山でアントニオ猪木がタイガー・ジェット・シンに反則負けしUWA世界ヘビー級王座防衛に失敗。
1980年12月号
12月10日 新日本・大阪で「第1回MSGタッグリーグ」決勝戦。アントニオ猪木&ボブ・バックランドがスタン・ハンセン&ハルク・ホーガンを破り優勝。
12月11日 全日本・蔵前で「世界最強タッグ決定リーグ戦」最終戦。ジャイアント馬場&ジャンボ鶴田vsドリー・ファンクJr&テリー・ファンクは45分引き分けとなり、ポイント差で馬場組が2度目の優勝。
12月13日 新日本・東京体育館のリング上で新間寿本部長が“世界統一構想”を初めて発表。IWGPの名称はまだ使用せず。
馬場、猪木、木村の3団体エースから新年特別寄稿/猪木が日本人初WWF王座奪取/ドリーvsマスカラス夢の対決/ファンクス、仮面兄弟、最凶コンビら躍動の最強タッグ追跡/浜田、佐山ら国際結婚ブーム/藤原秘蔵写真
プロレス1980/1号
MSGで5大タイトルマッチ…猪木、坂口、長州、藤波参戦/最強タッグ4強必殺技を連続写真で解剖/ブッチャー×野末陳平対談/藤波、長州、小鉄、来栖らメキシコ遠征組座談会/5年目の天龍クローズアップ
プロレス1980/2号
藤波がNWA&WWFジュニア2冠王に/アントニオ猪木×エディ・グラハム元NWA会長対談/カール・ゴッチ×ヒロ・マツダ×藤波辰巳の師弟鼎談/陳平の面白対談に“熊殺し”ウィリー登場/キラー・カーン、アメリカで開花
プロレス1980/3号
新日本2・27蔵前詳報…猪木vsウィリーは決着つかず、異様な雰囲気に包まれた異種格闘技戦の裏側に密着/ウィリー伝説の“熊殺し”を証拠写真とともにリポート/猪木の格闘技戦全13試合ハイライト/世界の格闘技
プロレス1980/3増刊号
鶴田が試練のマードック戦乗り越えUN流出阻止、いざカーニバル初制覇へ/大木金太郎が突然の国際プロレス入り/ブッチャー&カーンら悪党5人座談会/引退前の山本小鉄が面白対談/結婚間近、荒川真の私生活
プロレス1980/4号
猪木がハンセンからNWF奪還/藤波はジュニア2冠連日の防衛/ラッシャーvsパワーズほか国際4大タイトル戦/初来日直前のホーガンにインタビュー/テリー面白対談/全日本と新日本がソフトボール対決
プロレス1980/5号
鶴田が初優勝!チャンピオン・カーニバル総決算/猪木はメキシコでシンからUWA奪取/藤波に“ドラゴン・スープレックス禁止勧告”面白対談で明かした26歳の素顔/馬場vs猪木の対戦問題はどうなった? 両者を直撃
プロレス1980/6号
猪木がMSGシリーズ3連覇/鶴田はレイスの堅城崩せずNWA取りならず/バックランド&藤波WWF王者対談/ブッチャーのルーツ/面白対談ゲストはハンセン/1年ぶり来日デストロイヤーを直撃
プロレス1980/7号
馬場&鶴田の北米サーキット追跡、倉持アナによる密着ルポも/アマレスの星・谷津嘉章が新日本入りか/イギリスに現れた偽T・J・シンを直撃/グレート小鹿の空手特訓/面白対談に阿修羅・原
プロレス1980/8号
藤波の代打・木村健吾がNWAジュニア戴冠/“日米プリンス対談”ジャンボ鶴田×リッキー・スティムボート/面白対談ゲストはブルーザー・ブロディ/新日本が草津温泉で慰安旅行
プロレス1980/9号
猪木、ハンセン乱入でWWF奪取ならず。バックランドとタッグ結成/馬場はレイス破り11カ月ぶり3度目のNWA戴冠/PWFタッグトーナメントはマスカラス兄弟が制す/プリンス・トンガの素顔/野末陳平×村松友視対談
プロレス1980/10号
NWA王者・レイスvsWWF王者・バックランド、世紀のWタイトル戦/猪木“逆ラリアット”でハンセン下しNWF防衛/木村vs藤波は両者KO/鶴田×ハンセン対談/馬場3000試合、20年の軌跡/タイガー服部通信員のMSG観戦記
プロレス1980/11号
猪木がホーガンを下しNWF防衛/新日本入団の谷津嘉章をクローズアップ/ブッチャーvsテリー因縁のUN戦は収拾つかず/引退宣言のテリー独占手記/小鹿ら大相撲出身座談会
プロレス1980/12号
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