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1975年の月刊プロレス
1975年に発行された月刊『プロレス』のバックナンバー、順次配信!
◆全日本が“史上空前”オープン選手権開催
◆猪木vsシン、NWF巡る抗争
◆馬場vs大木、禁断の一騎打ち
◆ラッシャー木村が国際プロのエースに
◆ハンセン、カマタら初来日
◆百田がトペ・スイシーダ日本初公開
クイズ番組『アタック25』や、スーパー戦隊シリーズの元祖『秘密戦隊ゴレンジャー』が放送開始され、井上陽水のアルバム『氷の世界』が日本初のミリオンセラーを記録。プロ野球では“赤ヘル軍団”広島東洋カープが初のリーグ制覇、大相撲では“角界のプリンス”貴ノ花が初優勝を遂げた1975年。プロレス界では全日本が史上空前のビッグイベント「オープン選手権」を開催。また、新日本ではアントニオ猪木が狂虎・シンとの抗争を展開、国際プロではラッシャー木村がエースに躍り出るなど、3団体がしのぎを削った。
〔1975年の主な出来事〕
2月5日 アメリカ・サンアントニオでジャイアント馬場&ジャンボ鶴田がドリー・ファンクJr&テリー・ファンクを破りインターナショナルタッグ王座を獲得。鶴田は初タイトル。
⇒1975年3月号
2月6日 NWF本部から「タイガー・ジェット・シンの挑戦を受けよ」と通告を受けたアントニオ猪木が怒りの記者会見。
2月12日 NWFからの一方的な通告に抗議すべくアントニオ猪木がNWF世界ヘビー級王座の返上を発表。その後、カール・ゴッチとの会談を重ねた末に3・13広島でのNWF王座決定戦出場を承諾。
3月11日 全日本・名古屋でジャイアント馬場がボボ・ブラジルを下しPWFヘビー級V26の日本記録を樹立。
3月13日 新日本・広島でアントニオ猪木とタイガー・ジェット・シンがNWF世界ヘビー級王座決定戦。シンが凶器入りエルボースマッシュで猪木を破り新王者に。
3月19日 全日本女子・大田区でマッハ文朱がジャンボ宮本を破りWWWA世界シングル王座を奪取。
3月27日 ソウルでアントニオ猪木が大木金太郎の持つインターナショナル王座に挑戦。両者リングアウトで大木が防衛。
4月10日 国際・足立区でマイティ井上がマッドドッグ・バションに敗れIWA世界ヘビー級王座から陥落。
4月19日 国際・札幌でラッシャー木村がマッドドッグ・バションからIWA世界ヘビー級を奪取し初の王座獲得。ここから国際はエース・木村体制に。
4月25日 新日本・福山のワールドリーグ公式戦で坂口征二と大木金太郎がルール無視のケンカマッチ。
5月3日 全日本・和歌山でジャイアント馬場がジン・キニスキーを下し第3回チャンピオン・カーニバルを制覇(3連覇)。
5月9日 全日本・日大講堂でWWWFヘビー級王者ブルーノ・サンマルチノとPWFヘビー級王者ジャイアント馬場によるダブルタイトル戦。引き分けで両者防衛。
5月16日 新日本・日大講堂で第2回ワールドリーグ戦決勝。決勝進出者決定トーナメントを勝ち上がったアントニオ猪木がキラー・カール・クラップとの決勝をグラウンド卍固めで制し2連覇達成。
5月26日 国際・後楽園にキラー・トーア・カマタが初来日。ラッシャー木村のIWA世界ヘビー級に挑戦。
5月30日 新日本・後楽園でこの日、新日本に入団したストロング小林がアンドレ・ザ・ジャイアントと対戦し両者リングアウト。
6月5日 新日本の藤波辰巳と木戸修が欧州遠征に出発。
6月9日 トランジットで来日したモハメド・アリが記者会見。かつて東洋人の挑戦者を募っていたアリに対し、アントニオ猪木の代理人が書状を手渡し、翌年の猪木vsアリ実現に向けた交渉がスタート。
6月26日 新日本・蔵前でアントニオ猪木がタイガー・ジェット・シンの持つNWFヘビー級王座に挑戦し、3カ月ぶりに王座奪還。名勝負に。
7月25日 全日本・日大講堂でのジャイアント馬場vsフリッツ・フォン・エリックの試合中、場外乱闘の際にエリックが観客に切りつけられるハプニングが発生。
7月28日 国際・大田区でラッシャー木村が肩を脱臼しながらビッグ・ジョン・クインを下しIWA世界ヘビー防衛。
9月7日 国際・後楽園にジプシー・ジョーが初来日。以降、国際のエース外国人に。
9月19日 左ヒザ負傷のため欠場していたアントニオ猪木が新日本・千葉で黒のロングタイツで復帰。
9月21日 韓国を訪問していたジャイアント馬場に対し、大木金太郎がソウルのホテルで挑戦状を手渡す。
9月22日 新日本が8月のNWA総会でNWA加盟を承認されたことを発表。
9月26日 全日本・後楽園にデビュー3年目、26歳のスタン・ハンセンが初来日。
10月9日 新日本・蔵前でアントニオ猪木が59歳のルー・テーズをブロックバスター・ホールドで下しNWFヘビー級初防衛。
10月30日 札止めの全日本・蔵前でジャイアント馬場が大木金太郎との一騎打ちをジャンピング・ネックブリーカードロップで制す。
11月3日 国際・後楽園で全日本との初の対抗戦。寺西勇&アニマル浜口が高千穂明久&サムソン・クツワダに敗れるも、国際が2勝1敗で勝ち越し。
12月6日 全日本・足立区で豪華20選手参加のもと史上空前スケールのシングルリーグ戦「世界オープン選手権」がスタート。
12月7日 新日本・刈谷で藤原喜明が木村たかし(健吾)を破り第2回カール・ゴッチ杯優勝。
12月11日 全日本と国際が日本武道館で力道山十三回忌追善特別興行を開催。この日のために凱旋した百田光雄が日本マット初公開のトペ・スイシーダを披露。
12月11日 力道山十三回忌追善興行と同時刻に開催された新日本・蔵前でアントニオ猪木vsビル・ロビンソンのNWF世界ヘビー級戦。
12月15日 全日本・仙台のオープン選手権でジャイアント馬場とジャンボ鶴田が初シングル。
12月15日 アントニオ猪木がMSGに初登場。
12月17日 全日本・千葉でジャイアント馬場とラッシャー木村が初の一騎打ち。
12月18日 全日本・川崎でオープン選手権最終戦。ジャイアント馬場が最高得点で優勝。
馬場が日本人初のNWA世界ヘビー奪取/猪木との流血戦でシーク逃走/ストロング小林、猪木に無念の連敗/ガニアvsマイティのAWA&IWA2冠戦/10キロ減量の鶴田がNWAジュニア挑戦/小鹿ら米事情通の座談会/殺人技調査
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