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この日の最終試合としておこなわれた世代闘争マッチは、最後の最後に感動が待っていた。あそこで武藤敬司と蝶野正洋が純白のハチマキを取り出し、故・橋本真也さんの姿が大映しとなるビジョンに向かって歩いていくとは、誰が想像したか。歴史の重みを体現するとしたら、闘魂三銃士の時代となる。その一方で、これからのプロレスに対する希望を提示する必要があった大会のラストシーンで、過去に頼ってしまったという現実も残った。無論、橋本さんを想う気持ちは誰もが同じ。だからこそ、ファンも感動とともに「これでよかったのだろうか」という気持ちも、心の中に残ったのではないか。今回はいま現在のプロレスを見せて、未来への希望を提示するのがメインテーマだった。それを踏まえれば、天山広吉&小島聡は勝たなければならなかった。感動と現実という、対照的な2つのものがその場にいた人間に命題を与えた――。(鈴木健)
※火曜日発売(地域によって発売日が異なります)
表紙◎武藤敬司&蝶野正洋「総力取材! 1・4東京ドーム『決意』結集」特別定価490円
新日本1・4東京ドーム〜武藤敬司&蝶野正洋vs天山広吉&小島聡「プロレス死守」
新日本1・4東京ドーム〜三冠ヘビー級◎鈴木みのるvs永田裕志「喧嘩のケジメは…」
新日本1・4東京ドーム〜IWGPヘビー級◎棚橋弘至vs太陽ケア「信じる太陽」
新日本1・4東京ドーム〜川田利明vs中邑真輔「祭りと勝負論」
新日本1・4東京ドーム〜金本浩二&タイガーマスク&カズ・ハヤシ&TAKAみちのく&井上亘vs獣神サンダー・ライガー&稔&ミラノコレクションA.T.&近藤修司&“brother”YASSHI「世紀のお見合いパーティー」
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▼丸藤正道のON&OFF「男4人兄弟の末っ子で育った“NOAHの申し子”」(12回)