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2カ月に及ぶ長期シリーズで大会数や参戦人数も過去最多。10回目で最大だった前年度のスケールをさらに上回る形でおこなわれた今年の5★STAR GP。そのフィナーレを飾ったのはジュリアと中野たむの一騎打ちだった。
21年3・3日本武道館におけるメインの髪切りマッチ以来、1年7カ月ぶりのシングルだ。
今年の5★STARでは両者とも一時的な連敗こそあれ、リーグ戦を通じて着実に白星を積み重ねてきた印象がある。
ジュリアの場合、開幕から2連敗もあせった様子はなし。すぐに立て直しができたのは、無念のリタイアとなった昨年とは体調面で雲泥の差があったからだ。昨年のリベンジと同時に、最終日に組まれた鈴季すずとの公式戦を「最高の舞台」にするとのモチベーションも、白星を積み重ねられた大きな要因だ。
中野の場合、これまでシングルの祭典には不思議と縁が薄い。というのも、彼女は1人の相手に集中して人間ドラマを構築していくタイプであり、相手が日々変わる試合は苦手なのかもしれない。しかしながら、今年は違った。終盤での連敗が大混戦に拍車をかけてしまったが、これがなければ案外スムーズに初進出が決まっていた可能性もある。(新井)
表紙◎ジュリア「5★STAR MAX!」定価680円
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