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全日本50周年記念大会9・18日本武道館詳報号…宮原健斗、諏訪魔との頂上決戦制す/亮生がタイガー下し世界ジュニア初戴冠/野村はジェイクに秒殺勝利/安齊デビュー/特別企画・全日本の武道館大会プレイバック
大型台風接近のニュースを気にしつつ、家を出ると絵に描いたような土砂降り。全日本プロレスの50周年を記念する日本武道館大会は、さわやかな秋晴れの空の下とはならなかった。
よほどのことでもなければ、こんな日にわざわざ外出しようとは思わない。当日券を買って、と考えていた人の足も止まるだろう。
待ちに待った18年ぶりの開催だというのに…諏訪魔の言葉が頭をよぎる。
「全日本プロレス史上最大のバッドエンドを見せてやる!」
8月の「王道トーナメント」入場式で、「優勝者と武道館で三冠戦をやる」と宣言。ブードゥ・マーダーズの極悪王者が勝てば間違いなくバッドエンドになると、記念大会に集まる観客に地獄を見せるつもりでいたから恐ろしい。
大荒れの天候が諏訪魔の言葉を暗示するかのようで、いったいどうなってしまうのかと複雑な気分でびしょ濡れになってたどり着いた武道館には、太陽が輝いていた。
入場ゲートに現れた宮原健斗が身にまとった、金色のニューコスチュームがまぶしい。一瞬にして場内の雰囲気が変わる。
しかし、そのあと展開された場面に三冠戦を前に挑戦者が言っていた「過去も現在も未来もすべて俺が背負う」の覚悟を早速問われているように感じてならなかった。(宮尾)
表紙◎宮原健斗、スタン・ハンセン氏、小橋健太氏「最高五十年」定価700円
三冠ヘビー級◎宮原健斗vs諏訪魔「夏の終わり、歴史の始まり」
世界ジュニア◎青柳亮生vsタイガーマスク「AJPW Jr TAKE OFF!」
世界タッグ◎芦野祥太郎&本田竜輝vs大森隆男&征矢学「過去に勝つ現在」
王道札止め伝説〜77年の初開催から04年の撤退まで全日本武道館大会をプレイバック
野村直矢vsジェイク・リー「感傷よりも完勝」
鈴木みのるvs大森北斗「やべぇオッサンとやべぇガキ」
安齊勇馬デビュー戦◎永田裕志vs安齊勇馬「全日本っぽくあれ」