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今年3度目の一騎打ちでありながら、闘い終えた王者、そして挑戦者も、新鮮な高揚感をまとうように柔らかな表情を浮かべていた。
戦前、王者のオカダ・カズチカはベルトへの欲を見せない内藤哲也の姿勢を「スカしている」と挑発。しかし、挑戦者は一貫してみずからのポリシーを変えることなく前哨戦を闘ってきた。
タイトルマッチは当然のことながらベルトを懸けた闘い。ひるがえって、ベルトへの欲が薄い内藤の姿勢は、はたして王座戦にふさわしいのかどうか。
2023年1・4東京ドームのメインイベントを目指すための“手段”としてのベルト取りも、十分な理由ではある。だが、王者からの指名という前提だけではない、内藤をタイトルマッチへと突き動かすより深い“動機”が知りたかった。(市川)
表紙◎オカダ・カズチカvs内藤哲也「博多黄金」定価650円
IWGP世界ヘビー級◎オカダ・カズチカvs内藤哲也「アナタがいてくれるから」
IWGP USヘビー級◎棚橋弘至vs石井智宏「約束」
IWGPジュニア◎石森太二vsエル・デスペラード「絶対王者へ」
NEVER無差別級◎タマ・トンガvsEVIL「最高最低の戴冠」
IWGPタッグ◎バッドラック・ファレ&チェーズ・オーエンズvs後藤洋央紀&YOSHI-HASHIvsジェフ・コブ&グレート-O-カーン「福岡PayPayドームの乱」
IWGPジュニアタッグ◎田口隆祐&マスター・ワトvs金丸義信&DOUKI「監督の覚悟」
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