タップで拡大▼
新日本の大阪大会は校了明けの火曜日。今号の中カラーの入稿作業と重なり、一度は出張を断念しかけたが、今回のIWGP戦だけは何がなんでも見ておかなければならないと思い、新幹線に乗り込んだ。中邑が勝てば、新しい風が間違いなく新日本に吹く。新日本の“リング”というのは実際にプロレスラーが闘う場所だけではない。政治的なパワーゲームが繰り広げられる、もうひとつの“リング”がある。そのリングが活発になる?のは決まってドーム大会前だ。藤波社長の「ケジメマッチ」も案のじょうというべきか、延期された。内部的に混乱した様子が伝わってくる。新日本らしいといえば新日本らしいが、なんとなく組織として足並みが揃っていない。そうした権謀術数渦巻く新日本を浄化せよ、23歳の新王者・中邑真輔!(佐藤)
表紙◎中邑真輔「さあ来い、K−1!」特別定価470円
巻頭カラー ZERO-ONE12・14両国〜ZERO-ONE軍VS長州軍◎橋本真也vs長州力「傷だらけのど真ん中」
ZERO-ONE12・14両国〜小川直也VS川田利明「『泣き脚』ここまで小川がプロレスの痛みを味わったことがかつてあっただろうか…」
新日本12・9大阪〜IWGPヘビー級◎中邑真輔vs天山広吉「これが新日本の現実です」
新日本12・9大阪〜IWGP U-30◎棚橋弘至vs丸藤正道「プロレス好き同士 一瞬の巡り会い」
マット界回顧録2003(10大ニュース、ベストバウト10、心に残るセリフ集、週プロ5大ニュース)
榊原信行DSE代表インタビュー「あんな挑発じゃ高田延彦は動かない」
力道山追悼興行12・11後楽園〜GHCジュニアタッグ◎丸藤正道&KENTAVS百田光雄&菊地毅「親の名光り!」
GAEA JAPAN12・14後楽園〜ハイスパート600決勝◎浜田文子vs永島千佳代「私は、プロレスラー。」
▼ヤスカクの今週の私的な事件簿(安田拡了)第60回=西村修が中邑の新王者誕生に大ショック!▼巻頭特集記事=OH砲へ高田本部長の招待状「勇気があるなら12月31日、PRIDEにいらっしゃい」▼週プロ野郎(鈴木健)第143回=1月2日、ギガンテスのブルロープに10カウントゴングを刻めれば…▼週プロど真ん中カラー企画「マット界2003回顧録」▼編集部発25時(安田瞳)過剰な話題作りには辟易。元付け人のマンモスが語る曙とは▼検証・昭和の遺書(新間寿)第37回=「新間君、俺は最後に入る。猪木を説得できるね」と馬場さんは言った。▼私がお答えします(西村修)第21回=26歳は波乱に満ちてました。病気、ドイツ人との交際…▼ボーイズはボーイズ(斎藤文彦)石川雄規の“少数派のプロレス”は埼玉・越谷の『石川屋』から。▼70'sクラシック研究(第124回)アメプロ草創期の超人気者でも歴史的な大レスラーの枠から外されたゴージャス・ジョージ▼全国会場ガイド79回=石川・金沢流通会館