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突然すぎる悲報がプロレス界全体を覆いつくした6月13日と14日の2日間。本誌ではNOAH広島大会でおこなわれるGHCタッグ戦を中心にリポートするべく、井上光記者とカメラマン2名が現地に飛び取材をしていました。その目の前で起こったあまりにもショッキングなアクシデント…プロレスマスコミも人間です。ましてや間近で見続けてきた人物が、動かないでいる。動揺もします。自分が今、何をすべきかを自問自答します。その中で、三沢さんの最後と、NOAHの選手たちの哀しみ、さらにはファンの思いを翌日も決行された博多大会まで追いました。もちろん、一方ではそれらを記事にしなければなりません。「プロだからあたりまえじゃないか」という声が聞こえてきます。でも、そのあたりまえをやることがどれほど大変か、同僚である前に、同業者である私には痛いほどにわかるのです。何、身内を持ち上げてんだよと言われても、今回ばかりは全然構わない。ただ、そうした中で現実と向き合い、ひとりでも多くのプロレスファンに現場の状況と三沢光晴が最後まで三沢光晴だったことを伝えるべく、取材と入稿を全うした上で世に出る一冊であることを記しておきたいのです。なお、6月20日(土)には「三沢光晴緊急追悼特集号」を発売します。オールカラー44ページ、定価420円です。偉大なるプロレスラー・三沢光晴の勇姿を胸に焼きつけろ――。(鈴木健)
表紙◎三沢光晴「勇姿を胸に焼きつけろ」/定価450円
巻頭カラー NOAH6・13広島◎三沢光晴&潮崎豪vsバイソン・スミス&齋藤彰俊「緑の方舟 涙の大洪水」
NOAH6・14博多〜GHCヘビー級王座決定戦◎潮崎豪vs力皇猛「全力のプロレスよ、天国の三沢に届け!」
新日本6・14後楽園〜スーパーJr優勝戦◎金本浩二vsプリンス・デヴィット「ベスト・オブ・ザ・サイコー・ジュニア」
全日本6・10後楽園〜船木誠勝の全日本参戦決定「万雷の歓迎…聖地激震!」
DRAGON GATE6・11後楽園〜ドリームゲート戦◎土井成樹vs吉野正人「証」
K-DOJO6・11後楽園〜STRONGEST-K戦◎TAKAみちのくvsザ・グレート・サスケ「二人の時代、まだまだ終わらない」
ブラザー・レイ&ブラザー・ディーボンインタビュー〜史上最高のタッグチームは永遠なり
▼巻頭言(佐久間一彦)三沢光晴は最後まで三沢光晴であり続けた。プロレスの灯を守ることが最大の供養となる▼週プロ野郎366回(鈴木健)プロレスとは思い入れが奏でる感情芸術。そう教えてくれましたよね、テッドさん!▼EYEコラム◎ボリショイが語る中島の退団→引退の真相。揺れる団体プロレス…JWPの今後は?▼オレ、CIMAやぞっ。63回(CIMA)大反響! 寿司を語る!! カウンターと回転、あなはどちらが好み?▼BOYSはBOYS918回(斎藤文彦)ジョン・トロスはオリンピック・オーデトリアムの主人公▼NEW YORK NEW YORK234回(斎藤文彦)ボーイズの友情:衝撃の“カーテンコール事件”▼鈴木みのるの独り言74回(鈴木みのる)“逆回転ドラゴンスクリュー”の衝撃から1年。世界タッグ次期挑戦者・武藤&河野組を分析▼その時、私は見た!106回=京谷泰弘さんM(安田拡了)リキさんの「この野郎!」は「こんにちは」みたいなもんですよ(笑)▼編集部発25時(茂原邦雄)鈴木みのるインタビューでの“恐怖体験”は5年間のプロレスマスコミ生活、最大の財産