新日本５・14東京ドームの印象に残った試合を一つだけ挙げろと言われると難しいのだが、やはり藤波＆三沢VS蝶野＆ライガーには、プロレスの歴史、風格、醍醐味が感じられて印象深かった。とくに藤波のハリキリぶりと、躍動感は近年まれに見るテンションの高さだった。この藤波の情熱に煽られるように、三沢、蝶野、ライガーらのプロレスの達人が華麗に、重厚に技を競い合う様には、プロレスならではの深みがたしかに感じられた。仕掛け人の蝶野自身は、実現にこぎつけた３団体トップ集結､｢新日本ドームではプロレスを見せる」というライフワークの手応えをどのように感じているのか、あらためて聞いてみた。（本多）
※新日本５・14東京ドーム大会詳報増刊号は５月20日(金)に発売。全９試合詳報やスペシャル企画が目白押し。また、新日本オリジナルグッズ応募者全員サービスを実施。増刊と６月１日号を両方買って応募すれば、ほかでは絶対に手に入らない新日本オリジナルクリアシートと選手生写真が手に入る。定価600円。

▼北斗の部屋（6回）ゲスト・桜花由美<3＝最終回>
▼心とカラダのリハビリ日記（Hikaru）6回＝暴飲暴食もレスラーらしいけど、摂生できるのもプロの証拠
▼DRAGON NOTE（棚橋弘至）6回＝イケメンを自認しないタナが語るイケメン論。イケメンレスラーのパイオニアはドラゴンだった!!
▼ボーイズはボーイズ（斎藤文彦）“プロレス僧侶”西村修が巡礼するアメリカン・プロレスの聖地タンパ。
▼巻頭コラム（本多誠）蝶野に聞く！　新日本ドームに浮かんだ夢と課題
▼クローズアップ＝仲田龍・渉外部長の証言。小橋VS健介、三沢VS川田決定のいきさつとは？
▼今週の私的な事件簿（安田拡了）133回＝上井氏、柴田、村上の“新日本・ドーム敵中突破”の陰に新間寿あり！
▼週プロ野郎（鈴木健）214回＝「プロレスにおける“人はトシを重ねるごとに涙もろくなる”の根拠を考える」
▼70'sクラシック研究（流智美）188回＝大巨人伝説の謎を解明<上>
▼NEW YORK NEW YORK（斎藤文彦）50回＝元祖“ザ・ロック”ドン・ムラコ
▼DRAGON GATE広人苑（藤本かずまさ）55回＝6年ぶり、2度目の一騎打ち。享はTAKAとどう闘うのか
▼さすらい放浪記（TAJIRI）77回＝イギリスでWWEとキックが異種格闘技戦
▼かばレんジャー!!（57回）高木三四郎