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小橋が絶対王者だっただけに、防衛戦では敗れても挑戦者がその週の「主役」に選ばれるケースが多かった。確かに小橋を相手に善戦すれば、それは評価されてしかるべきもの。だがトータルで見ると週の主役は譲っても、王者の方がリングの主役を努め続けた。小橋は、そういうチャンピオンだったのだ。力皇自身が「目指すのは小橋さん」と言うのであれば、そうした王者像を継承するかどうかもひとつのポイントになるだろう。現時点では、力皇がどんな王者像を築くのか、おそらく本人もわからないと思う。いくつもの闘いの中からベルトと同じようにチャンピオン自身も磨かれ、そして形を創っていくのだ。ベルトを獲るのはゴールではなく、スタート――力皇猛というプロレスラーは、ここから見えてくる。(鈴木)
表紙◎小橋建太、力皇猛「その時、GHCが動いた」特別定価490円
NOAH3・5日本武道館〜GHCヘビー級◎力皇猛vs小橋建太「力皇、奪う! 小橋建太のすべてを奪う…」
NOAH3・5日本武道館〜天龍源一郎&鈴木みのるvs秋山準&森嶋猛「もう一人のジャンボ鶴田」
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天山広吉 記者会見「引退というのも考えました。でもこのままでは死んでも死に切れない。なんとかIWGPのベルトをもう一度獲り戻したいと思います」
田総統とのQ&A〜「ハッスル8」3・18両国大会、迫る!
ZERO・1 MAX3・3新木場〜藤田ミノル&不動力也vs本間朋晃&佐々木貴「終わらない意地の張り合い」
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DRAGON GATE3・5札幌〜B×Bハルクデビュー戦◎横須賀享vsB×Bハルク「B×Bハルクという名の可能性」
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▼蝶野王国(6回)ゲスト・マグナムTOKYO
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▼今週の私的な事件簿(安田拡了)123回=7年前、こんな“すげえヤツ”がパンクラスにいた。故・長谷川悟史七回忌に思うこと
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▼NEW YORK NEW YORK(斎藤文彦)40回=NWA最後の大逆襲・前編
▼DRAGON GATE広人苑(藤本かずまさ)46回=フォール率100%の必殺技、シーサーのヨシタニック開発秘話
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