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小島聡が三冠とIWGPのメジャータイトルを独占した。この結果を受けて「次は小橋とのGHC統一戦」という声が、一部マスコミやファンからあがっていることは紛れもない事実だ。しかし、現時点では“四冠”とGHCの統一戦がおこなわれる可能性は限りなくゼロに等しい。実際“四冠”王者の小島は次の挑戦者を明言していないし、ましてや「GHC」という言葉は一切口にしていない。今のプロレス界は勝敗を軽視しすぎる傾向がある。「三冠とIWGPが統一されたから次はGHC」という考え方は、その悪い典型。もしもこんなことをしたらプロレス界は終わりだ。小島も小橋もそれをわかっているからこそ「次の統一戦」を口にしない。よく考えてみてほしい。もしも小島が「次は小橋のGHCだ」と言ったらどうだろうか? 天山とのダブルタイトルマッチは、単なる小橋への挑戦者決定戦だったということになってしまうのではないか。あの59分45秒の激闘は、三冠とIWGPのベルトは、そんなに軽いものではない。それだけの激闘を繰り広げた小島と天山にリスペクトの気持ちがあれば「次はGHC」なんて言葉は軽々しく言えないはずだ。もちろん、時を経て小島と小橋が向き合うのは見てみたいし、将来的にプロレス界のベルトを統括するコミッションができるというなら話は別だ。ただ「これが終わったからつぎはこれ」といった使い捨ての考え方はやめた方がいい。(佐久間)
表紙◎小橋建太「俺が王者でいる限りGHCの輝きはどこにも負けない!」特別定価470円
週プロ現場主義!拡張版「小島聡というドキュメント『59分45秒』の真実」
小橋建太インタビュー「小橋建太が絶対王者と呼ばれる理由」
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オープン・ザ・ブレイブゲート王座決定トーナメント特集
@ブレイブ前史〜NWA世界ウエルター級戦線を検証
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サブゥー インタビュー「シークからの“ネバー・ギブアップ”」
池田大輔インタビュー「風天回帰」
▼NOAHがわかるNOAHがかわる(秋山準)41回=新鮮さと刺激を求めて次期シリーズは“NOAH内フリー”でやりたい
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