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健介が残りの髪を北斗に切られている間、マスコミはそれが終わらないと質問できないためずっと見入っていた。その顔を見ると、誰もがニコニコしている。何しろ健介本人が子供のような笑顔でいるのだ。髪切りマッチは数あれど、こんなにも大ごとでありながら、こんなにも悲壮感がないのは初めてである。周りにいる者たちまでが、ほんわかとした気分になっていた。その雰囲気は、今年の健介ファミリーを象徴していた。負けて悔しい時も、新日本10・9両国のように怒りに震えたことも、中嶋勝彦の無垢なの頑張りに涙で目を潤ませたシーンもあった。けれども、健介ファミリーを見ていると、なんだかしあわせな気分になれた一年だった。(鈴木)
※次号は「プロレスラー写真名鑑号」12月28日(火)発売、特別定価500円です。
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