タップで拡大▼
それにしても最終日の天山人気はすさまじかった。入場時から「天山」コールが巻き起こり、天山の一挙一動にファンが狂喜した。天山、西村というプロレスを守り続けている二人は普段も人気があるが、そんな彼らに活躍してほしいという新日本ファンの潜在心理がG1最終戦では爆発した。天山、西村は新日本の守護神。守護神の勝利に、観客がみんな幸せな気分になった。こうなると、天山には藤田からのIWGP王座奪還の期待もかかる。新三銃士は、まだ始まったばかり。天山もさまざまな苦労を経て今の栄光をつかんだ。ファンもそんな天山の苦闘の歴史を知っている。だから天山のことを深く愛し続けている。スターは一朝一夕には生まれないということを改めて思い知らされた9日間だった。(本多)
表紙◎天山広吉「ハッピーエンド」特別定価490円
巻頭カラー 新日本8・15両国〜G1優勝決定戦◎天山広吉vs棚橋弘至「天夏、ふたたび」
新日本8・10金沢〜金本浩二vs佐々木健介「負けないことが強いのではなく…」
PRIDE8・15さいたま〜近藤有己vsヴァンダレイ・シウバ「必然の真っ向勝負」
PRIDE8・15さいたま〜小川直也VSエメリヤーエンコ・ヒョードル「この夏…万感のプライド、明日にハッスル!」
DRAGONGATE8・10お台場〜CIMAvs堀口元気「文句があるならかかってこんかい!」
原石の源流〜プロレス・スーパールーキー列伝(田上明、中邑真輔、鈴木健想、馳浩、謙吾、広田さくら、ジャンボ鶴田)
OZアカデミー8・8横浜文体〜シングルトーナメント決勝戦◎カルロス天野vs尾崎魔弓「裏切り祭り」
みちのく8・14新潟〜ザ・グレート・サスケ&ディック東郷vs日高郁人&藤田ミノル「No Way Out in CAGE」
▼NOAHがわかる、NOAHがかわる(秋山準)18回=G1のようなシングル戦は必要。白GHCはルール変更もアリ!?▼巻頭コラム(本多誠)G1の9日間を総括する――外敵たちが、ヒーローになった▼今週の私的な事件簿(安田拡了)94回=魔界倶楽部から出ない柴田勝頼はこれからどこへいくのか…▼クローズアップ=この夏、もっとも忙しい団体、DRAGON GATEの日常▼週プロ野郎(鈴木健)177回=「過去」という言葉に対し嫌悪感を持つ自分を変えたのが、プロレスだった▼ど真ん中カラー企画「プロレス・スーパールーキー列伝〜原石の源流」▼札幌ダブルディケード(鈴木健)7回=8・29は報われない者たちが『七人の侍』になる日――▼編集部発25時(佐久間一彦)石森太二は闘龍門からどこへ行く。師匠から弟子への奇跡の連鎖は続く▼NEW YORK NEW YORK(斎藤文彦)12回=ガーデンの主役はやっぱりサンマルチノ▼DRAGON GATE広人苑(藤本かずまさ)19回=1カ月間で40戦を闘った男、新井健一郎のお台場物語▼メキシコ通信(小林和孝)4回=アレなメヒコは昭和の横アリ!?▼ボーイズはボーイズ(斎藤文彦)“元プロレスラー”レズナーがミネソタ・バイキングスと契約 ▼70'sクラシック研究(流智美)155回=NWAから“追放”の原因となった傲慢無礼さがリングではオーラに転化したビル・ドロモ▼かばレんジャー!!(17回)男色ディーノ