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今回の日本公演は、どこをどう切っても「パーフェクト」という以外になかった。興行の進行、アンダーテイカーに集約された場内演出、初日にサプライズがあり、2日目にカート・アングル復帰戦のボーナス…そしてエンディングにはデッドマンの肉声。日本のオーディエンスは、アメリカを含む世界中のWWEファンが聞いたら羨むようなハウスショーを体感したといっていい。自分のキャラクターを大事にしている男が、禁を破って言葉を発したのは日本のファンに対する感謝の念によるもの。つまり、心からリスペクトして応援すれば、必ずなんらかの形で応えてくれるのがWWEであり、スーパースターズなのだ。レッスルマニア20以後、大物たちが退団したこともあり、開催されるまでは「今回の公演はメンバー的に弱い」という見方もされていた。しかし、終わってみれば過去の日本ツアーの中でも屈指の完成度。アンダーテイカーが見せた真夏の夜の夢は、怪談であり、快談でもあった。だからこそ、我々は安らかに眠れる。(鈴木)
表紙◎ジ・アンダーテイカー「怪談WWE武道館」特別定価490円
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WWE7・17日本武道館〜WWEクルーザー級4WAY◎レイ・ミステリオvsフナキvsジェイミー・ノーブルvsチャボ・ゲレロ「NECESSARY BLUE 日本人ならフナキを誇れ!!」
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火祭り'04直前企画「熱くあれ」
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DRAGON GATE初の沖縄ツアー
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▼週プロ野郎(鈴木健)173=金網の中であがく流浪の自由人――“恥”を力とする生身の藤田ミノル
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▼編集部発25時(佐久間一彦)ドーム数日後、秋山は元気だった。NOAHには2つの太陽が輝く!
▼検証・昭和の遺書(新間寿)67=ビンスは多くのプロモーターとは違う新しいプロレスを目指していた!
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▼メキシコ通信(小林和孝)2=UWA王座って何だ!?
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▼70'sクラシック研究(流智美)151=元祖でも本家でもないハンス・シュミットなのに…技の名称“シュミット流背骨折り”が残ったのはナゼ?
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