タップで拡大▼
藤田は今のIWGPになんの価値観も持っていない。単に新王者決定戦だったらオファーを蹴ることもできただろうが、大阪のファンのためと、サップに勝った男としての責任感から試合出場を決意。総合格闘技のリングに主戦場を移した藤田だが、それ以降も何度か新日本で試合をしている。しかし、この棚橋戦ほどその強さ、存在感が際立った試合はなかった。上井執行役員は藤田が新日本出身であることを誇りを持っているようだが、この日の藤田は新日本にとって完全に外敵だった。だからこそ棚橋の奮闘を観客も熱い声援で後押ししたのだ。結果論だが名前だけの野獣・サップよりも、真の野獣・藤田と闘った方が棚橋の経験値も上がったはず。それにしてもこれほど強大な存在になった藤田に挑戦を名乗り出る選手はいるのか!? 中邑、棚橋の次はあの男しかいないと思うが…。(湯沢)
表紙◎藤田和之vs棚橋弘至「IWGP消滅!?」特別定価470円
新日本6・5大阪〜IWGPヘビー級〜藤田和之vs棚橋弘至「タナ流プロレスの守り方」
新日本6・5大阪〜中邑真輔vs中西学「生意気じゃなくて、ナマ活き!」
全日本6・6後楽園〜川田利明vsカズ・ハヤシ「カズ力勝負」
NOAH6・1月寒〜三沢光晴&ダグ・ウイリアムス&リチャード・スリンガーvs田上明&バイソン・スミス&エース・スティール「三沢と武藤は相思相愛 返答のシャイニング・ウィザード!」
闘撮〜18禁〜プロレスにおける“ヤバさ”の決定的瞬間
闘龍門6・5越谷&6・6川越〜悪冠一色激動の2日間を追う「悪冠一色、業界史上最速の分裂劇!」
ZERO-ONE6・4八戸〜NWA認定ライトタッグ◎高岩竜一&石井智宏vsレオナルド・スパンキー&Lowki「ごっつい可能性。」
▼闘魂最重視(5)永田裕志が語る新三銃士評
▼NOAHがわかる、NOAHがかわる(秋山準)8=白いGHC3連戦はすべて自分のため。小橋戦に向けて準備OK!
▼巻頭コラム(本多誠)新日本の象徴、IWGP王座消滅の危機
▼今週の私的な事件簿(安田拡了)85=西村修は思う。「棚橋はもっともっと純プロレスで闘うべきだった」
▼プロレス界クローズアップ=怖い長州の復活に、ZERO-ONEの中村渉外も嬉しい悲鳴
▼週プロ野郎(鈴木健)167=現実的な時代に怪奇派への回帰現象。アンダーテイカーを見て安らかに眠れ
▼編集部発25時(市川亨)“カワイイ子たちの女子プロレス”という分かりやすさ。JDスターの方向性はアリか?
▼検証・昭和の遺書(新間寿)61=クーデターで成立したトロイカ体制はテレ朝・三浦専務の一言で大逆転
▼NEW YORK NEW YORK(斎藤文彦)2=キミはバディ・ロジャースを知っているか?
▼闘龍門広人苑(藤本かずまさ)9=闘龍門に「ジェット」ブーム到来。高木省吾って何者なんだ!
▼私がお答えします(西村修)32=「彼氏ができた」と言われたら…明日のためにあきらめが肝心
▼ボーイズはボーイズ(斎藤文彦)WWEスマックダウン・ブランド日本公演がこういうツアーになる。
▼70'sクラシック研究(流智美)146=K-1のルーツ?プロレスにも大きな影響を与えた“新格闘技”「マーシャルアーツ」
▼かばレんジャー!!(8)武藤敬司