いま時代は、ひとつの同窓会ブームなのだろうか。先だって、みちプロの10周年記念興行に続いて、それぞれの道を追求していたＵインターのかつての仲間たちが高田延彦の引退興行、11・24東京ドーム大会に集結した。実体としてのＵはもうどこにもないのに、それは人々の強烈な記憶によって、語り継がれていく。そんなＵインターの志士たちを見ていると、忠臣蔵を思い出した。ここまでくるにはきれいごとだけでは語れない、ドロドロした関係も中にはあっただろう。でも、高田延彦という名の主君に対する忠義心は、昔のまま美しかった。（佐藤）

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