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「W−1」の前売りチケットが発売と同時に、爆発的に売れているという。9月30日深夜に放送された同名番組の第1回放送の中で大会告知がされたきり、その後は具体的な出場選手、対戦カードがいっさい正式発表されずにいた。にもかかわらず、これだけの反響を呼んでいるということは、フジテレビや新聞広告による、世間一般への宣伝効果もさることながら、W−1が従来の団体型プロレスというフォーマットをブチ破った新しいプロレスを見せてくれるのではないか、そういう並々ならぬ期待感が渦巻いているからだ。なんといってもファンが気になるのは、誰が出場するのか、あるいはどんなカードが組まれるのか、だ。27日深夜の第2回放送の中ではグレート・ムタ−ボブ・サップ戦が正式決定とされた。ムタのほかには小島聡、馳浩、ケンドー・カシン、カズ・ハヤシといった、いわゆる新日本プロレスからの移籍組が選抜されることになる。おもしろいのは、ここに全日本外国人としてアブドーラ・ザ・ブッチャーの名前がリストアップされていることだ。そして、やはり注目されるのはZERO−ONEの橋本真也の出方である。ここはやはり橋本単体ではなく小川直也とのOH砲での出陣を強く望みたい。いずれにしてもW−1は、新しい時代のプロレスを迎えるための巨大な実験の場であることは間違いない。(佐藤)
表紙◎川田利明&武藤敬司「W-1か全日本か、それが問題だ」特別定価470円
全日本10・27日本武道館〜炎武連夢が全日本に殴り込み「小島と大谷、灼熱の再会!」
全日本10・27日本武道館〜三冠ヘビー級◎グレート・ムタvs天龍源一郎「全日-1でムタなめずり」
新日本10・26福岡〜IWGPヘビー級◎永田裕志vs蝶野正洋「フルタイム フルカラー」
巻頭特集◎W-1か全日本か、それが問題だ〜11・17横浜アリーナでムタvsサップ、正式決定!
ZERO-ONE10・25名古屋〜橋本真也&小川直也vs大谷晋二郎&田中将斗「熱、力に屈す…」
KENTAクローズアップ「KENTAとして」
新日本10・26福岡〜IWGPジュニア◎金本浩二vsバス・ルッテン「金本と船木とアンクルホールド」
大日本10・27川崎〜爆破マッチ◎マッドマン・ポンド&2・タフ・トニーvsグレート小鹿&山川竜司「かわいそうな鹿」
▼プロレスラー美男子烈伝(内館牧子)第83回=ドン・フライ▼巻頭特集記事(佐藤正行)=W−1か全日本か、それが問題だ▼週プロ野郎(鈴木健)第84回=感情が赴くままのセリフよりも田村は言葉の線引きにこだわる▼編集部発25時(湯沢直哉)少し気は早いけど…2002年私が選ぶプロレス大賞MVPは蝶野正洋に決定▼神に試された蝶野主義〜プロレスビジネスとは何か〜(安田拡了)第21回=「永田の改革」▼さすらい放浪記(TAJIRI)第11回=カルガリーの観客はジャパニーズ沸き▼70'sクラシック研究(流智美)第66回=二つの“殺人事件”を機に大ブレイク!抜群のヒール的ルックスで売ったオックス・ベーカー▼会場ガイド第20回=KBSホール※BOYS ARE BOYSはお休みです。