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今週は締め切りが通常より2日早いため、表紙を決めずにこの欄を書いている。おそらく、G1の優勝者が表紙を飾ることになるだろう。そこで、G1の思い出などを書いてみたい。G1といえば、やはりなんといっても蝶野である。とくに94年の3度目のVの時は、試合後の優勝インタビューで、殻を破れぬ現状への悔しい気持ちを本気で語った。それまでの蝶野というと、プロレスへの本気度があまり伝わってこない選手だった。しかし、自分の職業をいい加減に考える人間などいない。それまでの蝶野は、本音を包み隠し、地力を溜めていたのだ。溜めに溜めた人間ほど、その殻をブチ破った時の爆発ぶりは凄まじい。蝶野が4度目のVに王手をかけた。(佐藤)
表紙◎蝶野正洋、中西学、永田裕志、天山広吉、ヒロ斉藤、後藤達俊「新日魂、真夏の大爆発!!」特別定価490円
巻頭カラー 新日本8・11両国〜G1優勝決定戦◎蝶野正洋VS高山善廣「蝶野優勝で新日本が大同団結!!“シンニッポンコール”でG1は幕」
新日本8・10両国〜高山善廣VS西村修「人間の夏」
大谷晋二郎インタビュー「火のあと」
新日本8・8広島〜蝶野正洋vsX「プロレス結社 魔界倶楽部」
UFO8・8東京ドーム〜小川直也vsマット・ガファリ「小川−ガファリ戦の週プロ的アプローチ!」
UFO8・8東京ドーム〜藤田和之vs安田忠夫「非情識な共食い」
▼プロレスラー美男子烈伝(内館牧子)第72回=アブドーラ・ザ・ブッチャー▼巻頭特集記事(佐藤正行)=世間の常識、プロレスの非常識。プロレス界の常識、世間の非常識▼週プロ野郎(鈴木健)第73回=血を吐いたことはないけれど、週プロ野郎なりの覚悟は持ってやっています▼編集部発25時(本多誠)3年ぶりの出張取材で「浦島太郎」を感じるも、プロレスという玉手箱を発見▼神に試された蝶野主義〜プロレスビジネスとは何か〜(安田拡了)第10回=「天山広吉の胸中」▼あぁ、面倒臭い(桜庭和志)第40回=「ミルコ戦まであと1カ月」の巻▼BOYS ARE BOYS(斎藤文彦)大安・吉日“世界最強伝説UFOレジェンド”は真夏の蜃気楼だった。▼70'Sクラシック研究(流智美)第56回=花束をムシャムシャ食べ髪はボサボサに。偉大な黒い魔神ボボ・ブラジル突如変身の真相▼会場ガイド第9回=本川越ペペホールアトラス