今週号の表紙は、新日本のロサンゼルス合宿、新日本の東京武道館、ノアの有明コロシアムと、候補がいろいろとあった。そのすべてが連動しているため、どれとどれといった形で単純に比較するわけにはいかない。すべてのポジフィルムを見る中で、非常にいい絵があった。それはロス郊外へ登山に出かけた新日本一行が山頂でダーッと雄叫びを上げているもの。まさに、1985年秋に所属選手が大量に離脱した際、残された選手たちが箱根の合宿で撮った記念撮影を嫌でも思い起こさせた。ピンチに陥った時にこそ、新日本プロレスというのは伝統的に凄まじい底力を発揮する。それを今回の５・２東京ドームで期待せずにはいられない。（佐藤）

▼プロレスラー美男子烈伝（内館牧子）第54回＝太陽ケア
▼巻頭特集記事（佐藤正行）＝５・２東京ドーム。負けるな、新日本！
▼週プロ野郎（鈴木健）第55回＝少しずつ、順調に回復しているハヤブサ。世の中、悪いことばかりじゃない！
▼編集部発25時（佐久間一彦）＝対照的な個人としてのノーフィアー。大森は必ずドン底から這い上がってくる
▼永田町ハセッション（馳浩）第42回＝小島と、嵐や荒谷や長井たちが並ぶと、カッコ良さとカッコ悪さが両極端だけどそのカッコ悪さがカッコいいんだよな。
▼あぁ、面倒臭い（桜庭和志）第31回＝「伝説が証明されたその裏で」の巻
▼ＢＯＹＳ　ＡＲＥ　ＢＯＹＳ（斎藤文彦）ショー・フナキのサンアントニオとＨＢＫと“突然の日本人”。
▼70'Ｓクラシック研究（流智美）第38回＝後頭部の大きなコブのために正統派を断念。怪奇派転向でブレイクしたカシモド
▼記憶（安田拡了）第12回＝マシオ駒〜子供好きの駒が使ったヒール用の下駄