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高田をインタビューするのは今回が初めてだった。過去に何度もインタビューしている相手だったら、そのレスラーの性格や呼吸、テンポを把握しているため、ある意味ではやりやすいのだが、そうではなかったため久々に緊張した。ましてや相手は高田である。逆にいうと互いに相手のことをよく知らないという緊張感がインタビューを面白くする。いざフタを開けてみるとインタビューの前半部分で高田は私を逆取材するという思いもよらぬ展開になった。これにはまいった。こちらが本来、話を聞き出す立場なのに、逆に高田が私のスタンスがどこにあるのか、それを焙り出していく。その結果、私は元新日本担当記者というスタンスに行き着いた。そこから高田延彦に触れた衝撃。みずから対K−1へ出陣することで、高田は問う、プロレスラーとは何かを――。(佐藤)
表紙◎田延彦「対K-1出陣、すなわち問題提起 プロレスラーとは何か?」特別定価470円
プロレスラーは何と闘うのか!?
@田延彦インタビュー「プロレスラーはだらしない! 藤田の爪のアカでも煎じて飲め」
A山善廣インタビュー「存在、ノーフィアー!高層ビルをヒジ掛けに」
B武藤敬司インタビュー「クリエイターの誇り」
C中西学インタビュー「怒りの拳」
闘龍門9・30大田区〜金網エスケープマッチ◎マグナムTOKYOvsドラゴン・キッドvsCIMAvs望月成晃vsダークネス・ドラゴン「金網群像」
パンクラス9・30横浜文体〜ライトヘビー級王座決定戦◎菊田早苗vs美濃輪育久「新パンクラス時代!」
パンクラス9・30横浜文体〜パンクラス旗揚げルール◎鈴木みのるvs冨宅飛駈「懐かしの旗揚げルール戦をやって鈴木みのるの心に芽生えたこと。」
ドス・カラスJrインタビュー「ルチャへの偏見をブチ破った男 マスクとバーリ・トゥード」
大日本9・23後楽園〜最侠タッグリーグ◎MEN'Sテイオー&関本大介vs田中将斗&松崎駿馬「素直で好き。これに勝るものはなし」
▼プロレスラー美男子烈伝(内館牧子)第27回=大仁田厚
▼巻頭記事(佐藤正行編集長)高田延彦に触れた衝撃。プロレスラーとは何か?
▼週プロ野郎(鈴木健)第28回=プロレスへの入り口となるガイドブッグは、活字メディアの役割
▼編集部発25時(松浦俊秀)「バーリ・トゥード」と口にした以上、健介はもう突き進むしかない――
▼永田町ハセッション(馳浩)第15回=小泉さんの自衛隊法改正に議論が高まったように、猪木さんが藤田対小川を出したのは、すごいと思った
▼毒針日記(TAKAみちのく)第84回=街でケインを見かけたら気づく?
▼BOYS ARE BOYS(斎藤文彦)スコット・ノートンの大好物は“ほっけ”のウェルダンだってさ。
▼70'sクラシカル研究(流智美)第11回=WWWF王者への偏見覆しいずれはNWAも制圧と期待―ボブ・バックランド