藤波辰爾(ふじなみ・たつみ)/本名・藤波辰巳。1953年12月28日生まれ、大分県国東群出身。71年5月9日、日本プロレスでデビュー。アントニオ猪木のつき人をつとめ、72年3月、猪木が立ち上げた新日本プロレスに旗揚げから参加。のちにジュニアヘビー級で“ドラゴンブーム”を巻き起こし、81年にヘビー級転向。長州力とのライバル闘争の末、88年5月にはIWGPヘビー級王座初戴冠。名実ともに新日本のエースとなる。腰痛による長期欠場もあったが99年には社長に就任。選手の大量離脱などもあり2004年に社長辞任後、06年6月末で新日本を退社。以後は無我ワールドプロレスリングを旗揚げ。現在はドラディションとして興行数は少ないものの、息子のLEONAとともに家族経営で年2回定期的に東京、大阪中心に大会を開催。デビュー50周年を過ぎても引退は考えず、飛龍伝説を更新し続けるレジェンド。